2016年1月27日大安、京都オリエンテーション、開業いたしました。 ずっと頭の中でぬくぬくと暖めていたアイディアを、ようやく形にすることができました。
ご縁をいただき、2015年9月から、京都市ソーシャルイノベーション研究所(SILK)の支援を受けながら創業の準備をしてきました。SILKからの創業支援は、長いマラソンレースを一緒に走ってくれるようなイメージで、最初、何も考えず1人で突っ走っていた私に、監督やコーチ(SILK)が現れて、給水ボトルを渡してくれたり、ペースが早すぎる!といっしょに走りながら教えてくれたり、コースそっちじゃないよ!!頑張れー!と応援してくれたりします。本当に心強サポートをいただきました。私1人だけでは行き詰まって、事業化することを諦めていたとおもいます。
SILKの支援を受ける前の私は、事業をどういうものにしたいか、ということばかり見ていました。価格はこのくらいいで、どんなサービス内容で、ウェブサイトのデザインはこんな感じかな~、ということ考えて進めていました。でもSILKの支援は、その事業をしようとしている人が、「どういう人か」を考える時間が多くありました。その「人」が、どんな考えを持っているか、どこに行こうとしているのか、なんでこんなふうに動いているのか、ということを考えることが多くありました。京都オリエンテーションを立ち上げようとしている自分自身のことを客観視することで、なぜこの事業をしたいのかという「想い」や、事業を立ち上げたあと、どうしていきたいのかという「ビジョン」が見えてきました。この作業は、私の事業はこれでいいんだという自信になりました。
これまで受けた支援はたくさんあるのですが、その中でも大変だったけれど本当にやってよかった作業は、「経営理念」を考えることでした。経営理念は、絶対にこれだけや譲れないもの、大切にしていることは何か、ということを考えることでした。そのために、これから事業を継続していく中で困ったり、行き詰まった時に、戻ったり拠りどころになるのが、経営理念だと教えていただきました。私の場合、外国で生活して大変だった経験や、子育て中に孤独な気持ちを感じた経験があり、そんな経験と想いからでてきた経営理念の言葉は、「外国から来た家族が地域の一員として、家族で支えあって暮らすことのできる環境を整えていくこと」という言葉になりました。
京都市ソーシャルイノベーション研究所からの創業支援(個別相談)、本当に感謝しております。 これからワクワクを楽しみながら、しっかりと事業を進めてまいります。 京都オリエンテーションを、どうぞよろしくお願いいたします。